二海郡八雲町上ノ湯199
п@0137−67−3111
営業時間 | 12:00-16:00 | |
休館日 | 月曜日 | 曜日変動あり |
日帰り料金 | 700円 | 小人350円 |
露天風呂 | ○ | |
石鹸シャンプー類 | ○ | ボディソープ&リンスインシャンプー |
ドライヤー | ○ | |
サウナ | × | |
エステ | × | |
休憩所 | ○ | ロビーソファ、廊下に休憩場所あり |
レストラン | × | |
宿泊 | ○ | 和室全22室。1〜4名料金あり |
道内で数箇所しかない「日本秘湯を守る会」の温泉宿。八雲町から山間に10キロ程
入った山の中に在る。大正天皇が銀婚式の年に出来たから「銀婚湯」と名付けたそう。
その為、銀婚式のご夫婦が記念日に使うことも多いようだ。
【温泉】
男湯は野趣溢れる古い岩造りの広い内風呂と混浴露天風呂。
女湯は近代的な作りで四角い内湯の浴槽の縁に楡の巨木を使っている。
内湯は湯元1,2川向1、3の4本混合泉。
男女の風呂は毎日午前0時に入れ替わる。
旅館内の露天風呂は夜中に入るのを私は勧めたい。天気の良い夜は満天の星を
眺めながら入れるし、雪の日は天から振り降りる雪が幻想的である。
外には「かたらいの湯」という足湯あり。
ここまでは日帰り、宿泊どちらも入れる。
多分自慢は広い敷地内に点在している宿泊者専用の野天風呂。
宿から歩いて一番遠いのがトチニ(10分)、順に一番近いのが「かつらの湯」(3分)。
「トチニの湯」 川向2号泉。
宿の中で源泉濃度NO1。杉の丸太を切り抜いた浴槽。
「どんぐりの湯」 川向1と3の混合泉。川に面した風呂。
「もみじの湯」 同上。 <冬季閉鎖>。
「杉の湯」 同上。 この湯のみ小屋型。<冬季閉鎖>。
「かつらの湯」 同上。 駒ケ岳の35トンの巨石で作った浴槽。
以上の野天風呂は宿主から鍵を借りて入るので、他のお客さんと
鉢合わせになることはない。通常、朝から夕方頃まで入浴可能。
【部屋】
お部屋は旧館・西館(川沿いに面す)・東館(内庭に面す)・新館(外庭に面す)
廊下続きで構成。廊下は複雑なので、逆に他の客にあまり会わずに済む。
昔は湯治が多かったようで、旧館は若干古いが、他は綺麗で広めである。
冬は窓の外の近くに「肉の脂身」が下げてあって、それを目当てに「山の鳥」が
ついばみに来て、野生の鳥を目の当たりに見れるのが魅力。
【食事】
2人までは部屋食。それ以上の人数は食事処で夕食。
地元の鳥・玉子・野菜などを使って色とりどりの食事が出される。
朝食は全員食事処。小上がりに案内されると窓一面ガラス張りで庭に来ている
野生の鳥を見ながら食事が摂れる。少しずつ色々なおかずが盛られていて
とても趣がある。私が勧めたい、朝一番のご馳走は
北海道では「仏の耳」と呼んだりする
銀杏草という海草の味噌汁。
トロトロで歯ごたえもある海草が病みつきになる。
少しずつ値上がりしていて敷居が高くなったのが残念。
その分、食事の質が向上している。野菜の多い地元食材を
メインに使った料理はとても満足した。
紹介したいことが多すぎるので、詳細は宿の公式HPを参照願いたい。
おもてなしの心は北海道でも指折りの旅館との評価が高い宿。
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